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LEDビジョンのピッチ数とは?最適な選び方と具体的な用途を解説!

  • jisco9
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分
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LEDビジョンの「ピッチ数(ドットピッチ)」とは何?

LEDビジョンを検討する際、「P〇〇mm」といった表記を見たことがあるでしょうか。この「P」の後に続く数字が、LEDビジョンの「ピッチ数(ドットピッチ)」と呼ばれるものです。ピッチ数とは、LEDビジョンを構成する「LED素子の中心から、隣り合うLED素子の中心までの距離」をミリメートル(mm)で示した数値のことです。このピッチ数が、LEDビジョンの画質(解像度)を決定づける非常に重要な要素となります。

 

ピッチ数が小さい→LED素子間の距離が短い→画素密度が高い→高精細で美しい映像

ピッチ数が大きい→ LED素子間の距離が長い→画素密度が低い→粗い映像

 

したがって、高画質なLEDビジョンを選ぶためには、ピッチ数が小さい製品を選ぶ必要があります。



ピッチ数と解像度の関係性

ピッチ数が小さいほど画素密度が高くなるため、同じ画面サイズ(縦横の長さ)であれば、ピッチ数が小さい方が、より高い解像度(表示できる情報量)になります。

 

例えば、屋外広告としての大型ビジョンなど、遠くから見ることを前提としたLEDビジョンは、ピッチ数が比較的大きくても粗さが気になりにくいです。

 

しかし、会議室や店舗内など、近距離で視聴するLEDビジョンでは、ピッチ数が大きいと映像の粗さが目立ち、視認性が低下してしまいます。

 

最適なLEDビジョンを選ぶためには、このピッチ数と、「視聴距離」の関係性を理解することが最も重要です。



用途別!最適なピッチ数の選び方と目安

LEDビジョンを設置する目的や環境に応じて、最適なピッチ数は異なります。ここでは、具体的な用途に基づいたピッチ数の選び方の目安を紹介します。



用途別の具体的な推奨ピッチ


【超近距離・高精細】デジタルサイネージ、会議室、コントロールルーム:P1.2mm〜P2.5mm

視聴距離が数メートルのため、高精細な映像が必須です。特にプレゼンテーションや細かなデータ表示を行う場合は、P1.5mm以下の製品(ファインピッチ)が選ばれる傾向にあります。

 

【標準距離・店舗向け】屋内イベント、ショッピングモール、空港:P3mm〜P4mm

通行人や顧客がある程度の距離から視聴するため、コストと画質のバランスが良いこの範囲が一般的です。店舗の雰囲気作りや視認性の高い広告表示に適しています。


【遠距離・屋外】大型広告ビジョン、スタジアム:P5mm以上

視聴距離が10メートルを超える屋外設置では、多少ピッチ数が大きくても、明るさや耐久性が重視されます。特に視認性が重要となるため、輝度の高い製品を選びましょう。



まとめ:ピッチ数を選ぶ際のチェックポイント

LEDビジョンのピッチ数は、視認性とコストに直結する重要な要素です。ぜひ、設置環境と用途に合わせて最適なピッチ数を選び、高い効果を発揮するLEDビジョンを導入してください。

 
 
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