案内広告物とは?ピクトグラムの役割を知ろう 2
案内広告物とは?ピクトグラムの役割を知ろう
【案内広告物の定義②】案内図板
木または金属などの耐久性のある材料を使って作成されたもので、土地に建植され、または建築物(塀を含む)の壁面を活用して取りつけられたものです。
事業所や営業所、作業場を案内するための図表を表示するもので、土地に建植され、公共的な広告内容を表示するものを「案内図板」といいます。
【案内広告物の定義③】案内板
道標と同様に、道路を通行する人の利便性に配慮して木や石、金属などの耐久性のある材料を使って作成されたものです。
案内図板と同じで、土地に建植され、建築物(塀を含む)の壁面を活用して取りつけられたものを指します。
特徴は「電柱に巻きつける」や「取りつける」ものは「案内板」と呼ばれ、事業所や営業所、作業場の方向、目的地までの距離などを表示するものです。
ただし、案内に要する面積は表示面積の 1/3 以上に限ります。
下記は、案内広告物で使用される代表例ですので参考にしてみてください。

(参考:屋外広告物専門委員会|案内広告物に関する先進国・先進地での参考事例の収集・整理)
Microsoft Word - 01(参考資料1)160819案内広告物(事例まとめ) (wakayama.lg.jp)
2. ピクトグラム(案内用図記号)
街で記号のような案内広告物を見かけたことはないでしょうか?
上記の記号をピクトグラムといいます。
ピクトグラムについて、下記内容を紹介していきます。
・ピクトグラムとは何か
・ピクトグラムの歴史
・ピクトグラムを使用するメリット
・温泉マークのピクトグラム
よく見かけるピクトグラムの役割などを知ると、また違った視点で案内広告物を見ることができて楽しめるかもしれません。
ピクトグラムとは何か
ピクトグラム(案内用図記号)は、不特定多数の人々が利用する公共交通機関・公共施設、観光施設などで使用されます。
文字・言語でなく対象物や概念、状態についての情報を提供する案内用図記号です。
視力の低下した高齢者や障害のある方、外国人観光客なども理解しやすいため、日本を含め世界中の公共交通機関、観光施設などで広く掲出されています。
非常口のピクトグラムなどが代表例でしょう。

(参考:国土交通省|バリアフリー・ユニバーサルデザイン[10]JIS Z8210付属書JA、付属書JD)
001287448.pdf (mlit.go.jp)
ピクトグラムの歴史
1920年に、哲学者のオットー・ノイラートとイラストレーターのゲルン・アルンツによって、統計学で使う目的でつくられたのがピクトグラムの起源とされています。
当時はピクトグラムではなく「アイソタイプ」と呼ばれていました。
ピクトグラムとして普及したのは1964年以降で、きっかけは同年に開催された東京オリンピックです。
ピクトグラムを使用するメリット
ピクトグラムは、個人の「読む」能力によらず理解できることが最大のメリットです。
絵のみで伝わりやすい表現がされているため、文字の読めない方や、文字を読む習慣がない地域の方にも内容が理解しやすいようになっています。
文字と組み合わせたピクトグラムもありますが、ほとんどは絵だけで意味のわかるものが多いです。
注意や警告などをすばやく伝えるために、表示を赤色で訴えるタイプのピクトグラムもあります。
また、絵柄がシンプルなので、遠くから見ても認識しやすいといった特徴もあるのです。
温泉マークのピクトグラム
温泉マークのピクトグラムは、湯船を表現する半円と湯気を三本の線で表わしたもので、日本人の認知度は高いといえるでしょう。
しかし、海外の方には湯気の立った料理のように見えてしまうなどの理由で、デザインの見直しが求められた経緯があります。
半円の中に人型のマークを入れたものに変更する提案がありましたが、老舗温泉地からの反発を受け、従来のデザインがそのまま使用されることになりました。

(参考:国土交通省|バリアフリー・ユニバーサルデザイン[4]観光・文化・スポーツ施設)
001245705.pdf (mlit.go.jp)
まとめ
今回のコラムでは、
・案内広告物の定義
・ピクトグラム(案内用図記号)
上記について紹介しました。
案内広告物にはさまざまな種類があり、ピクトグラムについても理解できたのではないでしょうか。
このコラムが、みなさんの広告物の知識を深めるきっかけに役立つことができると幸いです。
【案内広告物の定義②】案内図板
木または金属などの耐久性のある材料を使って作成されたもので、土地に建植され、または建築物(塀を含む)の壁面を活用して取りつけられたものです。
事業所や営業所、作業場を案内するための図表を表示するもので、土地に建植され、公共的な広告内容を表示するものを「案内図板」といいます。
【案内広告物の定義③】案内板
道標と同様に、道路を通行する人の利便性に配慮して木や石、金属などの耐久性のある材料を使って作成されたものです。
案内図板と同じで、土地に建植され、建築物(塀を含む)の壁面を活用して取りつけられたものを指します。
特徴は「電柱に巻きつける」や「取りつける」ものは「案内板」と呼ばれ、事業所や営業所、作業場の方向、目的地までの距離などを表示するものです。
ただし、案内に要する面積は表示面積の 1/3 以上に限ります。
下記は、案内広告物で使用される代表例ですので参考にしてみてください。

(参考:屋外広告物専門委員会|案内広告物に関する先進国・先進地での参考事例の収集・整理)
Microsoft Word - 01(参考資料1)160819案内広告物(事例まとめ) (wakayama.lg.jp)
2. ピクトグラム(案内用図記号)
街で記号のような案内広告物を見かけたことはないでしょうか?
上記の記号をピクトグラムといいます。
ピクトグラムについて、下記内容を紹介していきます。
・ピクトグラムとは何か
・ピクトグラムの歴史
・ピクトグラムを使用するメリット
・温泉マークのピクトグラム
よく見かけるピクトグラムの役割などを知ると、また違った視点で案内広告物を見ることができて楽しめるかもしれません。
ピクトグラムとは何か
ピクトグラム(案内用図記号)は、不特定多数の人々が利用する公共交通機関・公共施設、観光施設などで使用されます。
文字・言語でなく対象物や概念、状態についての情報を提供する案内用図記号です。
視力の低下した高齢者や障害のある方、外国人観光客なども理解しやすいため、日本を含め世界中の公共交通機関、観光施設などで広く掲出されています。
非常口のピクトグラムなどが代表例でしょう。

(参考:国土交通省|バリアフリー・ユニバーサルデザイン[10]JIS Z8210付属書JA、付属書JD)
001287448.pdf (mlit.go.jp)
ピクトグラムの歴史
1920年に、哲学者のオットー・ノイラートとイラストレーターのゲルン・アルンツによって、統計学で使う目的でつくられたのがピクトグラムの起源とされています。
当時はピクトグラムではなく「アイソタイプ」と呼ばれていました。
ピクトグラムとして普及したのは1964年以降で、きっかけは同年に開催された東京オリンピックです。
ピクトグラムを使用するメリット
ピクトグラムは、個人の「読む」能力によらず理解できることが最大のメリットです。
絵のみで伝わりやすい表現がされているため、文字の読めない方や、文字を読む習慣がない地域の方にも内容が理解しやすいようになっています。
文字と組み合わせたピクトグラムもありますが、ほとんどは絵だけで意味のわかるものが多いです。
注意や警告などをすばやく伝えるために、表示を赤色で訴えるタイプのピクトグラムもあります。
また、絵柄がシンプルなので、遠くから見ても認識しやすいといった特徴もあるのです。
温泉マークのピクトグラム
温泉マークのピクトグラムは、湯船を表現する半円と湯気を三本の線で表わしたもので、日本人の認知度は高いといえるでしょう。
しかし、海外の方には湯気の立った料理のように見えてしまうなどの理由で、デザインの見直しが求められた経緯があります。
半円の中に人型のマークを入れたものに変更する提案がありましたが、老舗温泉地からの反発を受け、従来のデザインがそのまま使用されることになりました。

(参考:国土交通省|バリアフリー・ユニバーサルデザイン[4]観光・文化・スポーツ施設)
001245705.pdf (mlit.go.jp)
まとめ
今回のコラムでは、
・案内広告物の定義
・ピクトグラム(案内用図記号)
上記について紹介しました。
案内広告物にはさまざまな種類があり、ピクトグラムについても理解できたのではないでしょうか。
このコラムが、みなさんの広告物の知識を深めるきっかけに役立つことができると幸いです。