解約②

2026/06/18

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「スマホで調べて来ました」の裏側——看板が種を蒔き、ネットが刈り取る構造  
 

屋外広告や広告看板の効果測定において、最もやっかいな問題のひとつが「来店動機の誤帰属」です。

飲食店や不動産会社・整骨院などで新規のお客様に「何をご覧になって来店されましたか?」とお聞きすると、

多くの場合「スマホで調べて」「ネット検索で」「Googleマップで」という答えが返ってきます。

これを見て「ネット経由の集客が多いから、看板はいらないかもしれない」と判断してしまう経営者が後を絶ちません。

しかしここには、見落とされている重要なプロセスがあります。

そのお客様はなぜ、スマホで検索したのでしょうか。

何かを「必要だ」と感じた瞬間に、なぜその業種・そのエリアのキーワードで検索し、なぜ御社のことを「なんか見覚えがある」と感じてクリックしたのでしょうか。

その「見覚え」の正体が、毎日通勤路で目にしてきた看板の記憶です。

屋外広告は種を蒔くメディアです。ネット検索はその種が育って収穫される瞬間です。

お客様は「スマホで調べた」と答えますが、そのスマホを手に取るきっかけを作ったのは、長年にわたって街で見続けてきた看板だったかもしれません。

来店経路の最終手段だけを測定して「看板の効果はゼロ」と判断することは、畑を耕した農家に「米は炊飯器が作るものだ」と言うようなものです。

デジタルサイネージを含む屋外広告の価値は、ラストクリックでは測れません。