アートビジョン Part1

2026/05/28

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「広告を流すだけでいいのか」——欧米・韓国・中国に学ぶ、デジタルサイネージのアート活用 
 

ニューヨークのタイムズスクエア、ソウルの江南、上海の外灘

——世界の主要都市でLEDビジョンやデジタルサイネージを見上げると、

企業広告の合間に、あるいは広告の代わりに、美しいアート映像が流れている光景に出会います。

これは偶然ではありません。

欧米や韓国・中国では、デジタルサイネージを「広告媒体」としてだけでなく、「都市のアートインフラ」として積極的に活用する動きが広がっています。

ニューヨークでは「Times Square Arts」というプログラムが長年運営されており、現代アーティストの作品がタイムズスクエアのLEDビジョンで定期的に放映されています。

ソウルでは江南区のデジタルサイネージネットワークでアート映像と広告を組み合わせた運用が定着し、街全体のブランド価値向上に貢献しています。

中国の上海や深圳でも、商業施設のLEDビジョンにアーティストとコラボしたビジュアルアートを流すことで、施設そのものの集客力を高める事例が増えています。

一方、日本はどうでしょうか。

渋谷や新宿の大型LEDビジョンを見ても、そのほぼすべてが企業広告です。

アートが流れる時間はほとんどなく、「広告を流す装置」としての役割に終始しています。

デジタルサイネージはもっと豊かな可能性を持つメディアです。その話を、次のパート2で詳しく掘り下げます。