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「M」のロゴマークでおなじみのマクドナルド|屋外広告事例も紹介

 

「マック」「マクド」の愛称でおなじみの「マクドナルド」は、

アメリカ合衆国に本社を置くファーストフードチェーンです。


世界的に展開しており、各国内でも大都市から田舎まで当たり前に見かけるほどの店舗数を出店している、ハンバーガー店の代名詞となっています。


今回のコラムでは、「マクドナルド」のロゴマークや屋外広告について以下に紹介しますので、

参考にしてみてください。



1. マクドナルドのこと、どこまで知っていますか?

ロゴマークの解説の前に、マクドナルドについて下記に紹介していきます。



「マクドナルド」を英語で発音すると?

マクドナルドは英語表記で「McDonald’s」で、発音記号は [məkˈdɒnldz]です。


「Mc」と「Donald’s」の間で区切るイメージの発音になり、

カタカナ表記にすると「メク ダヌルズ」に近い雰囲気となります。


上記のカタカナ表記の「ダ」の部分にアクセントがあり、

「マクドナルド」の語尾は英語では「ズ」となるのです。



「McDonald’s」の意味は?

「McDonald’s」とは、どういう意味なのでしょうか。

「’(アポストロフィー)」がついているため「マクドナルドの」何か、だと予想しがちかと思います。

まず、「McDonald’s」は「Mc」と「Donald’s」に分けた意味になっているのです。

「Mc」は、アイルランドやスコットランド系の名前で使われることが多く、

「息子」という意味があります。


また、「Donald’s」は「ドナルドの」という意味を指すため「ドナルドの息子」ということです。


なぜ上記のような意味の名前がつけられたかというと、

マクドナルドの創始者がスコットランド系のドナルド兄弟だからなのです。



日本ではなぜ「マクドナルド」なのか?

それでは、日本ではなぜ「マクドナルド」と呼ばれているのでしょうか。

日本の「マクドナルド」設立準備の段階では「マクダーナルズ」表記の名称でした。

しかし、日本マクドナルド創業者の藤田田が、

日本人には馴染みが深い3文字、5文字、7文字の名称にしないと受け入れられにくいと考えました。


上記のことから、本場アメリカのマクドナルドの反対を押し切るかたちで「マクド/ナルド」と、

3文字の韻を踏んだ名称にしたのです。



マクドナルドのメニューは日本と海外でちがうのか?

海外のマクドナルドと日本のマクドナルドは、メニューにちがいはあるのでしょうか。

結論からお伝えすると、日本と海外ではメニュー展開に違いがあります。

日本のマクドナルドは海外よりメニューが豊富なことが特徴で、

日本人のサービス精神がメニューの多さに反映されているのかもしれません。


また、日本独自のメニューは、日本観光に訪れた外国人に人気が高いため、

サービスを追求する日本文化が諸外国に受け入れられている証拠ともいえるでしょう。


2. 意外な事実?おなじみのマクドナルドのロゴマークには意味がある

マクドナルドロゴマークは、よく見かける「黄色いM」です。

マクドナルドは、1955年4月15日にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディーノの店舗が1号店です。


マクドナルドのロゴマークは、上記の店舗に設置されていた建造物を表しています。


1号店の建造物は、看板の上に2本のアーチを作ったかたちで「ゴールデンアーチ」と呼ばれたことで開店当初のトレードマークになりました。


「ゴールデンアーチ」は、2つのアーチを重ねたときにMの形に見えるという理由から、

マクドナルドのロゴマークとして採用されたのです。


現在使用されているマクドナルドのロゴマークは、60年代頃に変更する案がありました。


しかし、心理学者から「このロゴ(現在のマクドナルドのロゴマーク)は、

母乳(女性の胸)に見えることから、消費者を潜在意識的に空腹にさせる効果がある」という助言を受け、変更せずに現在も同じロゴマークが使われています。


3. マクドナルドの「Mのロゴ」に新たな解釈を与えた屋外広告

上記で解説したマクドナルドの店舗や広告でおなじみの「M」のマークですが、

今回はカナダで実施された屋外広告の事例を紹介します。


まず、下記がカナダの一般的なマクドナルドの広告です。














今回カナダで新たに登場したマクドナルドの看板は、

「M」を様々な角度から切り取ってクリエイティブに起用するという企画です。














たとえば、上記写真の右下の屋外広告は「次の出口(に店舗がある)」というサインを意味します。















また、「M」のアーチ箇所が左側にある屋外広告は、

「左手(に店舗がある)」というメッセージを示すのです。















さらに、アーチの上部を切り取った屋外広告は、

「ちょうど見逃したばかり(のところに店舗がある)」ということを表現しています。















上記マクドナルドの屋外広告はトロントの4箇所に掲出されました。


今回紹介したキャンペーンの屋外広告は、

消費者がロゴマークの一部だけでマクドナルドの店舗がどこにあるのかがすぐに理解できます。


なおかつ、なじみがあるマクドナルドのロゴマークだからこそできる試みといえるでしょう。



 

[ まとめ ]


今回のコラムでは、


・マクドナルドのこと、どこまで知っていますか?

・意外な事実?おなじみのマクドナルドのロゴマークには意味がある

・マクドナルドの「Mのロゴ」に新たな解釈を与えた屋外広告


上記について紹介しました。


歴史のあるマクドナルドのロゴマークには意味があり、さまざまな広告手法が試されています。

高い訴求効果を狙った屋外広告を作成したいと検討している方は、参考にしてみるのもいいでしょう。

このコラムが、みなさんの屋外広告作成のきっかけに役立つことができると幸いです。

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